🧊 電気なしで“冷やす”!ローテク冷蔵庫「蒸散式クーラー」の構築方法

― 砂漠の知恵を生かせ!イオンでも作れる簡易冷却システム


❄️ 電気がない、でも冷蔵が必要?

電気が止まっても、食材や薬を「冷やして保存」する手段は必要です。
そんなときに役立つのが、電力不要で冷却できるローテク装置「蒸散式クーラー」
ナイジェリアや中東で使われてきた伝統的な技術を、イオンやホームセンターにある材料で構築する方法をご紹介します。


🧠 原理:水の「気化熱」で冷やす

  • 水が蒸発するとき、周囲の熱を奪う(=気化熱)
  • 通気性のある素材を水で濡らし、風通しのよい場所に置く
  • 自然冷却により、内部は気温より5〜15℃程度低下

🔧 構築方法:2つの植木鉢で作る「ポット・イン・ポット冷蔵庫」

✅ 材料(イオンで調達可能)

材料備考
素焼きの植木鉢(大小2つ)小鉢が大鉢に入るサイズ。通気性のある素材が重要(プラスチック不可)
中間層に入れて保冷材代わりに
蒸発の主役。中間の砂を常に湿らせる
布 or 麻袋上から被せてさらに冷却効果アップ

🔨 手順(所要時間:約30分)

  1. 大きな鉢の底に布や新聞紙を敷く(穴塞ぎ)
  2. 小さい鉢を中に置く
  3. 鉢と鉢の隙間に砂を詰める
  4. 砂にゆっくり水をかけ、湿らせる
  5. 上から濡らした布や麻袋を被せる
  6. 風通しの良い日陰に置く

✅ 数時間で中の温度が下がり、果物・野菜・乳製品・薬などが保存可能に


🌬 効果を高めるコツ

  • 毎日「砂」に水を足しておく(乾くと冷却効果が失われる)
  • 直射日光を避ける場所に設置(影と風がカギ)
  • 上にのせる布も濡らしておくと◎
  • 地面に直置きすると、さらに安定した冷却が可能

🛒 もしイオンで揃えるなら?

コーナー探すべきもの
園芸用品素焼き鉢、砂、スコップ
キャンプ用品保冷バッグや温度計
雑貨/キッチン布、麻袋、バケツ類

🧪 応用編:他にもあるローテク冷却術

  • 濡れタオル+通気箱で「即席冷蔵室」
  • 陶器+水+扇風機で冷風循環システム
  • 地下空間の活用(温度が年間を通じて安定)

📘 結論:冷やす力は“知恵”に宿る

電気がなくても、自然現象を活かした冷却技術はすでに存在しています。
大切なのは、文明に頼り切らずに生きる「原理と工夫」。
今日からでも作れる蒸散式クーラーで、未来のサバイバル生活を一歩先へ。


🔜 次回予告

  • 🥶 土中冷蔵庫・地下貯蔵庫のつくり方
  • 📦 長期保存食の冷却管理法
  • 💡 サバイバル冷蔵庫を比較してみた(ローテク vs ソーラー式)

🛠 手動で生き抜く!「水道」と「換気装置」をDIYで構築せよ

― 非電力でも“快適と命”を支えるローテク生活インフラのつくり方


イオンのような巨大施設に閉じ込められたとしても、水と空気の循環がなければ命は続きません
発電が止まっても、あなたの手で「生活インフラ」を構築できる道はあります。

今回は、電気不要の手動装置で「簡易水道」と「換気装置」を作る方法を解説。
「ローテク×創意工夫」で、水と空気の流れを自分の手に取り戻しましょう。


🚿 前編:手動式・簡易“水道”のつくり方

✅ 必要な目的機能

  • 手押し or 重力での給水
  • 複数地点に水を運ぶ
  • 洗浄・手洗い・調理用水の供給

🔧 構成1:重力式ウォータータンクシステム

部品入手場所(例:イオン)役割
大型タンク(ポリタンク20L~)キャンプ/防災コーナー水の貯蔵
ホース(内径15mm前後)園芸用品売場流し用水道
コック/バルブ水槽用品売場など手動で水を出し止め
棚・台家具コーナー高所設置で重力利用

✅ 高所からホースを垂らすことで、電力不要の「蛇口」を作れます。


🔧 構成2:ペダル or 手押しポンプ式

部品入手場所備考
足踏みポンプスポーツ用品/水槽用空気ポンプ圧送に活用可能
自転車の空気入れスポーツコーナー押し出し式水圧源
加圧式スプレー容器園芸用品コーナー小規模な水流供給に使える

💡 応用アイデア

  • ポンプ→ホース→シャワーヘッドで“手動シャワー”化
  • ハンドソープ・足踏みボトルと連動させて「水道+衛生」エリアを設置

🌬 後編:手動・電力不要「換気装置」のつくり方

✅ 換気が必要な理由

  • 密閉空間ではCO₂・湿気・カビ・熱気が蓄積
  • 精神的にも「風の流れ」があることは重要
  • 火の使用・発酵・寝室などはとくに空気交換が不可欠

🔧 構成1:煙突・通気管+風圧差利用

部材入手先備考
塩ビパイプ・アルミダクトDIY・換気用品売場空気通路
扇形カバー/逆止弁キッチン・換気扇部材虫・雨の侵入防止
段ボール+ファン型構造荷物用段ボール再利用重力差で空気循環誘導

✅ 上昇気流や外気温差を利用し、風がなくても通気が生まれる仕組みを工夫。


🔧 構成2:手回し換気扇(簡易)

構造内容
ハンドル+ギアドライバーセットや自転車パーツを再利用
回転ファン部小型扇風機や廃品から羽根を転用
ダクト連結部屋~屋外まで空気を排出する流れを作る

✅ 「風を通す」ことができれば、火や匂いのこもる場所での作業が安全に


🔄 併用アイデア:ソーラー換気+手動補助

  • 小型ソーラーファンを日中利用、夜間は手動に切替
  • 窓・ドアの開閉と組み合わせて「風の道」を作る

🧪 図解付きで理解しやすく!

ご希望があれば以下の図も提供可能です:

  • ✅ 重力式ウォーターシステム図
  • ✅ ペダルポンプ給水図
  • ✅ 塩ビパイプ換気経路モデル
  • ✅ 手動ファンの仕組み

📘 まとめ:水と空気を“自力”で回す技術

どんな過酷な環境でも、水と空気が動いていれば、生きられます。
文明のインフラが崩壊しても、「手で動かせる仕組み」を備えれば日常は続くのです。


🔜 次回予告

  • 🛠 ローテク冷蔵庫(蒸散式クーラー)の構築方法
  • 💡 ソーラーパネルなしで“光”を確保するアイディア集
  • 📦「サバイバルインフラセット」をイオンで揃える買い出しリスト

🐓 第2の火種 ― 命をつなぐ家畜との共生

― 卵・ミルク・肥料の自給をめざす飼育計画(鶏・ヤギ・ウサギ編)


農耕とともに、次なる生活ステージに進むには**“動物”という命の火種が必要になります。
とくに
卵・ミルク・肥料・除草力**など、複合的な機能をもつ家畜は、持続的なサバイバル生活にとってまさに“戦力”。

本記事では、イオンなど都市型施設を拠点としながらも、郊外を探索する中で入手・活用できる**小型家畜(鶏・ヤギ・ウサギなど)**について、その入手法・役割・飼育法を総合的に考察します。


🐔 1. 鶏(にわとり) ― サバイバル家畜のエース

✅ 主なメリット

項目内容
卵の採取ほぼ毎日1個/羽が期待できる(採卵用メス)
雑草・虫の駆除放し飼いで除草と害虫駆除に貢献
肉・肥料必要に応じて食用・糞は堆肥に転用可能
小屋の設営木材やパレットで簡易的に作成可能
鳴き声時間の目安・外敵警戒にも使える

✅ 入手先の可能性

  • ペットコーナー(ヒヨコ)
  • 郊外の農場・畜産施設(放棄された採卵場など)
  • 動物園のふれあいコーナー
  • 学校(生物部や飼育施設)

✅ 飼育時の注意点

問題対応
エサの確保穀類くず、雑草、野菜の皮、虫などで代用可能
水分補給毎日新鮮な水を供給。濾過水+雨水で対応可能
捕食動物猫、イタチ、カラスへの対策(夜間は小屋へ)
寄生虫/病気簡易な乾燥・清掃・鶏の観察習慣で早期対応

🐐 2. ヤギ ― ミルクと草刈りのマルチプレイヤー

特徴内容
乳搾りメスヤギは1日1~2Lのミルクが得られる(授乳中)
雑草管理放牧すれば草地が除草される
耐久性飼料が少なくても生き延びる強さあり
糞尿家畜堆肥として利用可能、農地へ循環

✅ 牛より小型で扱いやすく、飼育スペースも狭くて済む。


🐇 3. ウサギ ― 静かで繁殖力の高いタンパク源

特徴内容
飼育が静か鳴かない・小屋もコンパクト
草や野菜で飼える雑草・キャベツの葉などもOK
肉用/毛用として有望繁殖力も高く、定期的な収穫が可能
糞は無臭で使いやすい乾燥させてすぐ肥料に利用可能

✅ 一部では“都市型畜産”としてウサギ農法が注目されている。


🔍 家畜の入手法と優先順位(サバイバル目線)

動物優先度入手しやすさ役割の広さ飼育の難易度
🐔 鶏比較的容易卵・肥料・除草中(害獣注意)
🐐 ヤギ郊外に多いミルク・雑草処理高(餌場広く)
🐇 ウサギ小動物店等肉・肥料・繁殖力

🛠 必須知識と準備物(施設内で代用可能)

分野内容入手先例(イオンなど)
飼料代替穀物・野菜のくず・ペットフード食品売場/ペット売場
給水設備自動給水器(ペット用品)ペットコーナー
小屋材料コンテナ、木製棚、段ボールなど工具/収納用品売場
清掃道具ほうき、ペール缶、新聞紙掃除用品売場

📘 まとめ:命をつなぐ相棒としての家畜

文明の火が絶えたとき、
再起動の鍵を握るのは「植物」だけではありません。

呼吸し、食べ、排泄し、命をつなぐ動物たち――。

彼らをうまく活かすことで、
あなたの生活は「孤立した生存」から「命の循環」へと進化していくのです。

💧 第四の火種 ― 循環する命

― 水耕栽培と自動給水システムで「育てる暮らし」を設計する


イオンの中にある植物育成資源(種子、土、肥料)
そして貯めた水・電気・知識を活かす段階に入りました。

ここで登場するのが「水耕栽培」と「自動給水装置」です。

土に頼らず、水と液体肥料で作物を育て、
さらにタイマーやペットボトルの工夫で毎日の手間を省く
まさに、サバイバルを越えた生活のシステム化への一歩。


🌱 1. なぜ水耕栽培なのか?

特徴メリット
土不要清潔・室内で育てやすい・土の確保が不要
水+液肥で栽培肥料・水の量を数値で管理できる
成長が早い根が養分に直接アクセス、収穫サイクルが短い
病害虫に強い室内管理でリスクが低下、洗いやすい

特にイオンのような照明・棚・容器が豊富な環境では水耕栽培と非常に相性が良い。


🧪 2. 必要なもの(全て店内調達可能)

項目内容入手先例
容器ペットボトル、タッパー、バケツ、衣装ケース家庭用品売場
支柱/ホルダースポンジ、発泡スチロール板、ウレタンガーデニング・梱包資材
液体肥料ハイポニカ、ハイポネックス、園芸液肥園芸コーナー
雨水 or 濾過水 or 井戸水自家調達
光源(必要なら)LEDライト、タイマー家電/DIYコーナー

🏗 3. 初心者向け:簡単なペットボトル水耕栽培

つくり方(再掲)

  1. ペットボトルを上下に切る(上部を逆さにして下部に差す)
  2. 上部にスポンジと種子を置く
  3. 下部に液体肥料を入れる
  4. 根が伸びてくるまで水を吸わせるだけでOK

ミニトマト、バジル、豆苗、小松菜などが育てやすい!


🤖 4. 自動給水システムの3つのタイプ

✅ タイマー式電動ポンプ(電力あり)

  • 園芸用ポンプ+タイマー(AC電源 or 太陽光バッテリー)
  • 定時に給水(朝夕など)
  • ホース分岐で複数株に対応

✅ 重力式自動給水(電力なし)

  • 大型タンク → 点滴ホース → 株ごとに水滴供給
  • コーヒーフィルターや細チューブで流速を調整
  • 昔ながらの「水やり紐(毛細管現象)」も応用可能

✅ ペットボトル逆さ刺し式

  • ペットボトルに小穴を空けて鉢に差すだけ
  • 蒸散量に応じて自動供給されるシンプル構造
  • 1本で2~3日給水できる

⚙ 5. システム設計例(ベース構成)

cssコピーする編集する[水源タンク] → [ポンプ/重力装置] → [分岐チューブ] → [栽培トレイ/容器] → [排水受け]
               ↓
             [タイマーまたは弁制御]
  • 夜は光源タイマー、朝は水やりタイマー
  • 週1回程度の肥料調整と掃除で持続可能

📊 6. 作業量はどれくらい軽減される?

項目手動管理自動管理後効果
水やり毎日10〜30分週1回補充のみ最大90%削減
根腐れ/乾燥ミス多発激減安定生育
作業コスト低(設置後は放置可)時間確保可能

🧠 まとめ:「育つ仕組み」こそが文明

自分で水を作り、自分で育て、自分で食べる。

この仕組みが確立されれば、あなたの生活は
「生存」から「文化」へと進化します。

それはまさに、火・水・種に続く第四の火種――
持続的な自給自足の文明化ステップなのです。

🌱 第二の火種を育てる

― 自給自足に向けた「種子」と「苗木」の確保と活用法


電気、火、乗り物――
文明を再起動するための第一の火種を確保したあとは、
“育てる力”=生命の火種を手に入れる段階です。

それはつまり、植物
特に「種子」と「苗木」は、自給自足を可能にする命のカプセルです。

本記事では、イオンやホームセンター内で手に入りうる種子・苗木の探索法、選び方、育て方、保存法までを体系的にご紹介します。


🛒 1. 種子・苗木はどこにある?

✅ イオン/ホームセンター内の探索ポイント

セクション探索対象
ガーデニングコーナー野菜・花・ハーブの種子パック、苗木ポット
食品売り場(乾物・穀物)発芽可能な豆、玄米、小麦、とうもろこしなど
観葉植物売り場柑橘類・多肉植物・果樹苗など一部可食可育成種
園芸資材コーナー育苗トレイ、土、鉢、肥料、栽培キット

📝 おすすめ:スプラウト栽培キットやミニトマト苗は高栄養で栽培も容易


🌿 2. 「種子」選びのポイント

🌾 長期的に使えるのは「固定種」

種類特徴サバイバル適性
固定種毎年自家採種して育てられる◎:持続可能、遺伝安定
F1種(交配種)高収量だが再利用不可△:短期向け、生産終了で終わる

🛑 パッケージに「F1」「一代交配」と書かれているものは再生産に不向き


🍅 3. おすすめの種子・苗木リスト

野菜/果実理由備考
ミニトマト実が多く保存もできる生食・ドライ化・タネ採取OK
葉物(小松菜・水菜)発芽が早く連作可光と水だけで育成可
インゲン・大豆タンパク源・発芽率高煮豆・納豆化・自家採種◎
サツマイモ苗強い生命力と貯蔵性蔓でも繁殖可能
ハーブ類(バジル、シソ)害虫忌避+調味に使える多年草あり、乾燥保存◎
柑橘苗果物栽培の入門水耕栽培・室内でも可能性あり

💧 4. 育て方とサバイバル向け工夫

工夫内容
ペットボトル水耕栽培水と液肥だけで野菜栽培が可能。光の確保がカギ。
LED+タイマー電力があれば室内栽培も持続可能に(消費電力少)
雨水利用+濾過貯水を使った灌水。濾過+煮沸で人間用にも転用
土の再生法野菜くず→堆肥化、使い捨てではなくリサイクル

🧊 5. 種子の保存法

方法内容保存目安
乾燥密閉(タッパー+乾燥剤)空気+湿気を遮断1〜3年(固定種)
冷暗所保存15℃以下の場所(冷蔵庫も可)長期安定化
シリカゲル+真空パック長期保存に最適数年以上可

📦 採種した種子は 日付+品種+親株情報 をラベルで記録!


📘 まとめ:種は「未来の通貨」である

種を持つ者が、食料と未来を持つ。

サバイバルとは、絶えず消費し続けることではありません。
それは「循環を作る知恵」であり、「小さな命をつなぐ技術」です。

種をまくことは、今日の命の保証であり、
1年後、10年後、あなたの文明の“芽”になるのです。


💡 次回予告(シリーズ連動)

  • ✅ 第4の火種:水耕栽培と自動給水システム構築(準備中)

🔥 第一の火種を求めて

― ガソリン・軽油を確保するための初動行動ガイド


サバイバル状況下で電力が絶たれたとき、
生命線となるのが「火」です。

煮沸・調理・暖房・殺菌・照明――
火の確保なくして、人は生きられません。

その火を安定して起こし続けるための“燃料”を、
どこから・どうやって・どれだけ確保するか。
この記事では、【第一の火種】としてのガソリン・軽油確保行動の初動戦略
を詳しく解説します。


🚗 まずは「どこにあるか」から考えよう

🔍 探索対象(ガソリン・軽油がある場所)

場所備考
ガソリンスタンド鍵の管理、タンク車などあり。電源がないとポンプ使用不可。
イオン内のホームセンター(灯油/燃料用アルコール)灯油缶やジェル燃料、アルコールランプ燃料も候補に
自動車販売店/配送センター/バス車庫車両からタンク抜き取り可(専用ホース・容器必要)
農業倉庫/発電所バックアップ燃料軽油・発電用ディーゼルが保管されている可能性あり

🧰 必要な道具一覧(事前に確保しておくべき)

  • 金属製 or 強化プラスチック製の燃料携行缶(赤/黄)
  • 燃料抜き取りポンプ(手動 or 電動)
  • 漏斗・ビニール手袋・耐油ゴーグル
  • ガソリン対応ジェリー缶キャップ
  • 消火器・防火用毛布・砂袋など安全対策用品

※100円ショップでも代用品可(ただし危険性あり)


⚠️ 注意点:絶対にやってはいけないこと

  • ❌ ペットボトルにガソリンを入れる(揮発・溶解の危険)
  • ❌ 火気の近くでの作業
  • ❌ 換気のない屋内での保管
  • ❌ 燃料を直接加熱源に使用(必ず媒介器具を)

📈 優先順位と使用戦略

🔥 1. 最も使いやすい:ガソリン

  • 発電機・車両・調理バーナーに対応
  • 揮発性が高く火がつきやすい
  • 長期保存は安定剤が必要(エンジン用)

🌡 2. 持続性に優れる:軽油・灯油

  • ロケットストーブ/加圧バーナーに適する
  • 燃焼持続時間が長く経済的
  • ただし点火性は低い(炭など媒介材が必要)

🧭 実際の探索行動モデル(1日目)

時間帯行動備考
7:00イオンの屋上点検太陽光パネル・灯油缶の確認
9:00館内のカー用品コーナー探索ポンプ・缶・ホースなど調達
10:00最寄りガソリンスタンド偵察電源の有無・鍵の状況を確認
12:00昼休憩・計画整理風向き・安全装備の整理など
14:00車両からの抜き取り実験小型バイクや軽トラが狙い目
16:00戻って燃料の保管直射日光の当たらない倉庫へ
17:00簡易バーナー火入れ安全確認と調理実験

🧠 結論:燃料確保は“生存のインフラ作り”

「火を持つ者が、生き延びる」
それは中世から現代に至るまで変わらぬ真理です。

ガソリンや軽油を確保することは、
単なる火起こしではなく、生活の再建そのものです。

電気よりも、水よりも、まずは火を。
その“第一の火種”は、意外と足元にあるのかもしれません。


⏳ 水処理に追われない生活へ

― 効率化で“自由時間”が生まれる1日スケジュール【イオン生活モデル】


サバイバル生活、特に「水の確保」が日課になると、
朝から晩まで水、水、水……

実はそれ、やり方次第で数時間の差が出ます。

本記事では、イオンに閉じ込められたという前提で、
水処理を効率化する前と後の1日スケジュールを比較し、
効率化によって生まれる“自由な時間”の価値を探ります。


🧪 効率化による時間の差

項目効率化前(従来)効率化後(最適化)
ろ過装置の作業時間毎回手作り・小容量常設+放置型(重力式)
煮沸加熱時間都度1~2Lずつ煮沸5~10Lまとめて処理
冷却・保存管理冷却待ち・混乱しやすい一括冷却・用途別ボトル保存
1日あたりの水処理総時間約3〜4時間約1〜1.5時間

差は1日約2時間以上!
1週間で14時間、1か月で60時間の差にもなります。


✅ 想定条件(再掲)

  • 拠点:大型ショッピングモール(イオン)
  • 人数:単独生活
  • 電力:ソーラー発電あり/燃料併用可
  • 水源:雨水+井戸水(バケツ汲み)
  • 処理方法:ペットボトル重力式ろ過+バッチ煮沸+分別保存

🕓 効率化後の1日モデルスケジュール

時間帯行動内容
6:30〜7:00起床・軽運動ストレッチ/イオン内ウォーキング
7:00〜7:30水収集屋上で雨水回収/井戸水バケツ汲み(10L)
7:30〜8:00朝食昨日処理済みの水で調理
8:00〜9:00バッチろ過・煮沸処理ろ過は放置、煮沸はまとめて実施
9:00〜9:30冷却&保存複数容器で同時冷却→分別保存
9:30〜12:00自由時間(+2時間創出!)読書/探索/日誌記録/DIYなど
12:00〜13:00昼食処理水使用。食器洗浄は再利用水で対応
13:00〜15:00補給・探索活動館内チェック・在庫管理・医薬品補充など
15:00〜16:00余暇活動カードゲーム、動画、絵描きなど
16:00〜17:00夕食準備午前に処理した水を使用
17:00〜18:00予備水処理次の日のために追加ろ過・保存
18:00〜20:00入浴代替・記録時間清拭・健康管理・データ整理
20:00〜22:00夜の余暇映画/将棋/日記など
22:00就寝体力温存と電力節約のため早めに寝る

💡 効率化で得られる“副産物”

  • 日中の自由時間(約2〜3時間)
     → 精神安定や趣味活動、身体の休息に活用可能
  • 誤飲・混乱が減る保存体制
     → 「調理用」「飲用」などボトルに色分けラベル
  • 水の“見える化”と余裕あるストック
     → 夜に翌日分を確保し、安心して眠れる

🚨 効率化の注意点

  • 濾過装置は週1回メンテナンス
  • 活性炭や砂は2〜4週間で交換
  • ペットボトル保存水は3日で入れ替え/日陰保管

🧠 結論:水処理の最適化=生き延びる余裕

「サバイバルは忍耐」と思われがちですが、
工夫と効率化によって、“暮らし”のレベルに昇華できます。

水に追われる日々から、水を制御する日常へ。

💧水こそ命!

ろ過 → 煮沸 → 保存までの“1日モデルスケジュール”を公開


災害、孤立、停電、あるいは世界の終わり——。
どんな状況でも「飲み水の確保」は、最優先の生命線です。

だが、水は集めれば終わりではない
きちんと「ろ過」して、「煮沸」して、「保存」しなければ、命を守る水にはならない。

そこで今回は、サバイバルを想定した1日モデルの水処理スケジュールを紹介します。
イオンに閉じ込められた状況でも、誰でも実行できる「水のルーティン」です。


🕐 1日の水処理スケジュール(想定:成人1人)


7:00 雨水・井戸水を収集

  • 朝のうちに屋上で雨水を回収(夜間に降った分をバケツ・ペットボトルに)
  • 井戸がある場合は手押しポンプやバケツで組み上げ

🔧 回収目安:10~15リットル(飲用・調理・衛生含む1日分)


7:30 簡易ろ過(ペットボトル濾過装置)

  • ペットボトルに小石 → 砂 → 活性炭 → ガーゼの順でフィルターを作成
  • 回収水をゆっくり通すことで、濁り・虫・藻などの異物を除去

💡 この段階で「透明な水」になっても、まだ飲めません!


9:00 煮沸消毒(最低2分以上)

  • ガスコンロ/キャンプストーブ/IH(電気が通っていれば)で沸騰水処理
  • 完全にグツグツと泡立たせて2分以上キープ
  • 火力が弱い場合は、10分以上の温めでも可

🛑 この工程を省くとバクテリア・ウイルスが残るリスク大!


10:00 冷却&ペットボトル保存

  • 沸騰後、**自然冷却 or 氷(冷蔵が可能な環境なら)**で冷ます
  • 完全に冷えたら消毒済みペットボトルに移し替え
  • 飲用・調理用・歯磨き用など、用途別に分けて保管

☀️ 紫外線が入る容器は日陰・遮光場所で保管!


12:00 昼食・調理用の水を使用

  • 10:00時点で処理した水から調理・スープ・お茶などに使用
  • 余剰分は冷暗所へ戻す(菌の繁殖を防ぐ)

16:00 夕方の補充と予備ろ過

  • 空き容器に残った未処理水を再度ろ過(夜に煮沸する分)
  • **晴れていればSODIS用(紫外線殺菌)**の水も準備しておく

18:00 夜の煮沸&翌日分を確保

  • 再度加熱して夕食と翌朝の飲用水を準備
  • 就寝前にすべて密閉保存 or 冷蔵しておく

✅ 1日で必要な「水の内訳」目安(大人1人)

用途目安量備考
飲用2L夏場は3L以上必要
調理2L米炊き・スープなど
歯磨き0.5Lうがい含む
洗顔1L衛生用(タオル利用推奨)
緊急用1L余剰/予備水として確保

→ 合計:6.5L~7.5L/日


🧠 コツと注意点まとめ

  • ろ過 → 煮沸 → 保存は「毎日の習慣」にすること
  • 水の使い道を明確にして「飲める水」「使う水」に分けて管理
  • 保存用のペットボトルは7~10本用意しておくと安心
  • 余裕がある時は、ろ過→煮沸→冷却→分配をバッチ処理することで効率化

🚨 まとめ:生きるために“水の仕事”をルーティンに

水を集め、処理し、飲める形にするのは、
サバイバルにおいて最も重要な「日常業務」です。

1日をうまく回すには、“朝はろ過、昼は補充、夜は煮沸”の3工程を意識して行動すること。

飲み水を作る。それだけであなたはもう“文明の担い手”なのです。

🛠 手作り濾過装置で命を守れ!

ペットボトルで作る“サバイバル浄水器”の作り方と仕組み


電気も水道も止まった世界。
目の前にあるのは、雨水、井戸水、溜まり水——。
飲めるか? いや、そのままでは無理だ。

でも、道具さえあれば「飲める水」に変えることはできる
今回は、ペットボトルなど身近な道具を使って作れる**「手作り濾過装置」**の作り方と注意点を、サバイバル視点で解説します。


🔧 手作り濾過装置とは?

自然素材や市販アイテムを層状に積み重ねて、水の中のゴミやバクテリアを物理的に取り除く簡易フィルターです。

✅ 主な役割

  • 濁り・泥・藻などを物理的に除去
  • 活性炭層でニオイや有機物を吸着
  • 細かい砂や布で微細な粒子もカット

☠️ 注意:ウイルス・重金属は除去できないため、飲用には「煮沸」との併用が必須!


🧴 材料リスト(すべてイオンやホームセンターで入手可能)

素材役割入手先例
ペットボトル(2L)本体清涼飲料コーナー
コーヒーフィルター or ガーゼ最終フィルターキッチン用品
木炭(BBQ用) or 活性炭臭い・有害物吸着BBQコーナー
砂(目の細かいもの)微粒子除去園芸コーナー
小石(洗って乾かす)粗いゴミ除去花壇・外周
ゴムバンド/布固定用文具・雑貨
カッター/はさみ加工用文具売場

🏗 作り方(画像があるとより分かりやすくなります)

① ペットボトルの底をカット

逆さまにして使うため、飲み口が下になるように底を切り取る。

② フィルター層を上から順に詰める

【上から下へ順番に】

  1. 小石(落ち葉・虫などの大きなごみをカット)
  2. 粗い砂利(中粒ごみ・泥を除去)
  3. 目の細かい砂(細かい濁り・バクテリアも一部除去)
  4. 活性炭 or 木炭を砕いたもの(臭い・有機物・薬剤吸着)
  5. ガーゼ or コーヒーフィルター(最後の微粒子対策)

→ 最下部(飲み口)から透明な水がぽたぽたと落ちてくればOK!


🧪 使用上の注意点

注意項目内容
☠️ 飲用には「必ず煮沸」併用バクテリアやウイルスは濾過をすり抜ける可能性あり
💧 活性炭は定期交換を数日で効果が落ちるため再利用不可
🧼 素材は事前に洗浄砂や石にカビ・菌がついている場合がある
🧴 出口(飲み口)も清潔に汚染防止のため直接口をつけず、別容器へ注ぐのが基本

🧠 応用編:より安全な濾過のために

  • 2本使って**「2段式フィルター」**を作る(浄化力UP)
  • ろ過後に日光消毒(SODIS)煮沸でW処理
  • 食品用の活性炭(アクアリウム用が無難)を使うとより安全

✅ まとめ:この一手が「生死を分ける」

手作り濾過装置は、数百円分の材料で命を守る超ローコストのライフラインです。

水を濾すということは、命を守る「最初の盾」を手に入れるということ。

たとえ山奥、避難所、閉ざされたイオンの屋上でも、
そこにペットボトルと砂利と炭があれば、あなたは「水をつくれる」。

🍼 ペットボトルで雨水を安全に保存!

清潔な貯水方法と長期保管のコツを解説


サバイバル環境や災害時、「飲み水の確保」は命に直結します。
でも、せっかく雨水や井戸水を集めても、保存方法を誤ると腐敗や細菌の温床に…。

そこで今回は、どこでも手に入る“ペットボトル”を使って、水を清潔に保存する方法をわかりやすく解説します。


💡 なぜペットボトルが最適なのか?

利点説明
✅ 軽くて密閉性が高い空気やゴミの混入を防ぐ
✅ 透明で状態が見える汚れ・藻・濁りの発見が簡単
✅ 紫外線殺菌にも使えるソーラー消毒(SODIS)に活用可
✅ 分割保管ができる小分けにすれば腐敗・破損の被害が局所化

🧴 清潔な保存の手順

① 使用するペットボトルを選ぶ

  • 炭酸飲料用・お茶用の丈夫なタイプがおすすめ(つぶれにくく再利用しやすい)
  • サイズは500ml〜2Lが使いやすい

② 必ず「中性洗剤+熱湯」で洗浄

  • 食器洗い用洗剤で内部をしっかり洗う
  • 熱湯を一度注いで殺菌(※ボトルが耐熱であることを確認)

☠️ 中に残った飲料や糖分は雑菌・カビの元に!

③ ろ過・煮沸後の水を注ぐ

  • 水はろ過+煮沸処理済みのものを使うこと
  • 雨水や井戸水は「きれいに見えても煮沸必須」

④ フタをしっかり閉めて冷暗所に保管

  • 直射日光を避けて室温以下の暗所に置く
  • 曝露すると藻(アオコ)が生える可能性あり

🧪 保存期間と注意点

状況保存可能期間注意点
煮沸済み+密閉+冷暗所約7日(安全な目安)飲む前に匂い・色・濁りをチェック
紫外線処理のみ(SODIS)約1〜2日曇りの日は効果が弱くなる
未処理(生水)保存不可病原菌繁殖のリスクが高すぎる

🧠「自己責任で飲めるかどうか」ではなく、常に“家族にも飲ませられるか”の基準で判断しましょう。


🔦 備えておきたい関連アイテム

  • 活性炭フィルター or セラミックろ過器
  • 食品用ポリタンク(20L〜)
  • 漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)※殺菌用に極少量添加可
  • 紫外線消毒ボックス(あると便利)
  • ラベル(採水日を書いて管理)

☀️ SODIS(ソーラー消毒)とは?

透明なペットボトルに入れた水を、6時間以上直射日光に当てることで紫外線と熱で殺菌する方法。
WHOも推奨しており、開発途上国で広く使われています。

🔔 ただし「煮沸」ほど確実ではないため、あくまで緊急・補助的手段と考えましょう。


📌 まとめ:水は「集める」だけでなく「守る」もの

清潔な水を得るには、

  1. 正しい集水方法(屋上・雨どい・ブルーシートなど)
  2. 徹底したろ過と煮沸
  3. 適切な保存容器と保管環境
    この3つがそろってはじめて、“飲める水”になります。

ペットボトルはその最終ステップを支える優秀な味方です。
ぜひ、いざというときに備えて洗浄済みの空ボトルを10本ほど常備しておきましょう。