サメ好きの芸能人やサメ映画が多く作られることからも、サメには一定数のファンがいるようです。ではなぜサメには人気があるのでしょうか。人がサメにひかれる理由を考えてみたいと思います。
魅力的なサメベスト3
3、シロワニ
ワニといってもサメ、というサメそのものですね。日本では昔サメのことを鰐(ワニ)と言っていて、ワニを最初に知ったとき区別がつかなかったそうです(ややこしい)。動きは非常にゆっくりしていて、人はめったに襲わないようです。
見開いた眼が恐ろしく、歯の並びが不気味ですね。
2、ホホジロザメ
サメ界でも一、二位を争う人気種でしょう。映画「ジョーズ」のモデルになったサメで、体長は6メートルほどで巨大です。「ジョー」という言葉はあごという意味で上あごと下あごで複数形のジョーズになっており、映画の「ジョーズ」が有名になってサメのことをジョーズと呼ぶようになったそうです。
目がどこを見ているかわからないところが怖いですね。
3、オンデンザメ
こちらはそれほど有名ではないサメでしょうか。深海に住んでおり、幻のサメだそうです。八景島シーパラダイスにオンデンザメの卵があり中で小さいサメが動いているのを見ることができましたが、大変貴重です。
オンデンザメはほとんどの個体の目に寄生虫がついており、目が見えないようです。最近の研究で寿命が非常に長く、400歳を超える個体もあるそうです。
サメの魅力とは
1、強さ
これは非常に簡単ですね。子供が恐竜にあこがれるように、やはり獰猛なサメが魚を食べたり、人に襲いかかり檻にかみついたりしているさま興奮するというのが簡単な説明だと思います。
2、大きさ
これも簡単な理由ですね。ジンベイザメなどは世界最大の魚類ですし、一般的にサメとは巨大なイメージがあります。小型のサメもいますが、大きさはやはりサメの魅力の一つでしょう。
3、孤独
私はサメが人気なのは本当はこの理由ではないかと思います。
サメはオンデンザメ以外も視力が弱くほとんど臭覚に頼っているようです。そして、最近知ったのですがサメには味覚もないそうです。のどや口である程度の味は感じるようですが、舌には全く味覚がなく、なんでも丸のみにしてしまうのもそのためのようです。
オンデンザメが一番この孤独を体現しているようなのでここに入れました。
深海を非常にゆっくり群れることもなく泳ぎ、血の匂いをかぎつけたらとりあえず獲物を味もわからず飲み込む。泳ぎをやめれば死ぬのでただひたすら泳ぎます。
変なものを飲み込んで死ぬサメや、人間の乱獲のせいで、最近は絶滅の危機にあるものも結構いるそうです。
サメは見た目に反して弱く、孤独です。
結論
獲物をひたすら追いかけてがむしゃらに食い散らかしながらも、サメは見えない目で泣いているのかもしれませんね。