ホリエモンが年金騒動に油を注いでいる件

いろんな有名人や評論家の人がホリエモンを批判していますね。彼らの言うことはもっともで、年金は破綻しなくとも、若い世代はもらえる分が少ないのに年金を徴収されている人がほとんどなので、税金でないのなら返せといえば返さなければいけないような気はします。

しかし、ホリエモンが言いたいのはそもそも国に頼らず自分で稼げということでしょう。つまり、「泥棒は金返せ」と言っている人と、「泥棒が金返すわけねぇ」と言っている人の対立に思えます。

どちらが正しいのかというと、正しさで言いえば金を返せと言っている人でしょうか。正当なプロセスを経て自分の意見を言い、行動を起こしている人が間違いなわけがありません。やはり、泥棒は金を返すべきです。

ただ、この議論の根底にある問題は政府への甘えだと思います。

国民が「だまされた。ひどいよ。」と言って評論家も正当な手続きを経て法律を変えるべきと促していますが、言い方は悪いのですが子供の駄々をあやして仕事している気になっているようにも若干見えます。

現実問題、高齢者のほうが多い現状、選挙で現行の制度を覆すのは不可能でしょう。年金制度以前に、格差の広がり、雇用の喪失、引退という概念のあいまい化の末、年金と生活保護を一体化する可能性は私は高いと考えています。

つまり、結局自分の身は自分で守るという常識に落ち着く議論ではないでしょうか。

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