となりの億万長者〔新版〕──成功を生む7つの法則(トマス・J・スタンリー 、 ウィリアム・D・ダンコ)

「金持ちは金を使わないから金持ちになれる」とは聞いたことがありますが、本当にそうなのか。という疑問にデータから統計的に説明してくれる本です。

金持ちなら高級住宅地に住み、高級車に乗り、スーツ、腕時計は高価なブランド。という気もしますが、実際は

過半数が3万ドル以下の車に乗り、高級輸入車を所有する人の2/3は億万長者ではないそうです。

食事も高級ワインなどは飲まず、ビールを飲むらしく、ブランド品も身に着けないそうです。

イギリス系が特にお金持ちというわけではなく、ロシア系が多いそうです。ロシア人は知識人や事業をしている人が尊敬される文化があると聞いたことがありますが。そのせいでしょう。

収入が多ければ資産家というわけではなく、10万ドル以上の収入がある人でも、浪費家はお金が貯まっていかないようですね。

資産運用も一度買った株を長年持そうです。 投資アドバイザーに「あなたが個人で持っている株のリストと、ここ3年でいくら儲けたかを教えてください。」といっても誰も教えてくれないというのも面白かったです。

子供が医者や弁護士になる確率は他の人の数倍高く、教育費にはお金をかけるようですが、子供を甘やかすお金持ちも多く、子供が浪費家になり、自立できずに親のすねをかじる傾向があります。

子供が親のように金持ちになるには、自分が金持ちであることを隠すくらいでないとだめらしいです。

なので「親が金持ちだったら金持ちになれる」というのは間違いらしいですね。

「子供に勇気を持たせるには何かを売らせるのが一番手っ取り早い。何かに立候補したり、小さなものを売ったりと売り込みをすることで自立心が育つ。」というのは目からうろこでした。

結論:金は使ったら減る

以前このブログでも書いたことが、データとして裏付けされているのだと思いました。しかし逆に言えば資産1億程度なら労働者からでもなれるということで、100億以上の資産を持ってる人の話も聞きたかったですね。

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