― 火も電気も使わず、ごはんを炊く実験的生活術
☀️ 火も電気も使えない。そんな日にごはんが食べたい!
災害、停電、あるいは人類消失のサバイバル世界。
火を起こせず、電気も使えない――それでも「白米」が食べたい。
その解決策が、
✅「太陽熱クッカー × 保温調理袋」
というローテクコンビです。
🧪 方法の概要
ステップ1:加熱(ソーラークッカー)
- ソーラークッカー(箱型またはパラボラ型)で水と米を70〜90℃程度まで加熱
- 沸騰まで到達しなくても、60℃以上になればデンプンが軟化し始める
ステップ2:保温(保温調理袋 or 発泡スチロール箱)
- 十分に加熱された状態で、鍋を厚手の保温袋に入れ、毛布・新聞紙で覆う
- 1〜2時間保温することで「蒸らし+炊き」の効果が持続
⏱ 実験モデルスケジュール(1合炊き)
時間帯 | 行動 | 備考 |
---|---|---|
10:00 | ソーラークッカーに鍋を設置 | 晴天がベスト。蓋をしっかり閉める |
11:00 | 鍋内部が70〜80℃に到達 | 湯気が出始める。かき混ぜ厳禁 |
11:10 | 保温調理袋へ移動 | 発泡スチロール・毛布で断熱強化 |
13:00 | 完成! | しっとり系のごはんが完成。水加減は多めに |
🔥 ポイント:沸騰させなくても炊ける?
実は、**炊飯に必要なのは「一定時間の加熱と保温」**であり、必ずしも強火や高温はいらない。
- デンプンの糊化温度:65〜75℃
- 加熱時間:30〜45分以上
- 保温時間:1〜2時間
✅ 条件が揃えば、「ほったらかし調理」が可能!
🍴 仕上がりの実感(実践者の声)
評価項目 | 実際の結果 |
---|---|
味 | 香ばしく柔らかい。芯がやや残ることも |
食感 | 保温時間を長めにすれば改善可能 |
難易度 | 火加減いらずで初心者向け。天候に注意 |
応用性 | カレー、炊き込み、雑炊にも応用可 |
🛠 自作装備例(費用:1000円以下)
- ソーラー加熱:段ボール+アルミホイル
- 保温調理袋:古毛布+エコバッグ or 米袋
- 温度計:百均の調理用温度計で十分
- 容器:黒い土鍋 or ステンレスボウルで反射吸収を最適化
✅ こんな人におすすめ
- 🌍 非常時・停電・断ガス時の備えとして
- 🏕 アウトドア/キャンプの“ローテク体験”に
- 🧪 サバイバル実験・教育教材として
- 🥄 燃料節約や環境配慮の暮らしを志向する人に
📝 まとめ
「ソーラー+保温袋=炊飯可能」。
しかも、火加減不要・燃料ゼロ・放置OK。
弱点は天候だけだが、組み合わせ次第でそれもカバー可能。
今後の組み合わせ応用例:
- ☁️ 曇天時用に「黒ボトル湯せん方式」+保温袋
- 🥩 カレー・煮込みにも応用可
- 🔋 昼:加熱、夜:保温で“日中エネルギー活用”