― 電気が止まっても“世界の声”を聞くために
🧠 なぜ“ラジオ”なのか?
災害や人類消失などの極限状態では、情報の有無=生死の分かれ目になります。
- 携帯・インターネットは基地局停止で使用不能
- テレビは電源とアンテナ環境が必要
- ラジオは低消費電力&シンプル構造で情報取得が可能
電波が飛んでいる限り、ラジオは“孤独な世界”との唯一のつながりになる。
🔋 ラジオの種類と代替電源
種類 | 特徴 | 電源 |
---|---|---|
市販の携帯ラジオ | AM/FMが聞ける | 単3/単4電池(イオンやコンビニで入手可) |
手回し充電ラジオ | 発電機内蔵、LEDライト付きも | 手動ハンドル式 |
ソーラーラジオ | 太陽光で充電 | 晴天時に限るが電池不要 |
災害用ラジオ | 多機能(ライト、スマホ充電、サイレン) | 多電源対応 |
✅ イオンの防災コーナーやキャンプ用品売場に所蔵されている可能性大。
🛠 ラジオを「自作」する方法(最小構成:ゲルマニウムラジオ)
✅ 必要な材料(ホームセンターまたは理科教材店で調達)
材料 | 目的 |
---|---|
ゲルマニウムダイオード | 信号整流用(型番:1N34Aなど) |
コイル(エナメル線+トイレットペーパー芯) | 周波数選択用 |
高インピーダンスイヤホン | 出力用 |
可変コンデンサ | チューニング(AM周波数) |
アンテナ(銅線5m〜20m) | 電波受信 |
アース(地面 or 水道管など) | 雑音除去、受信感度向上 |
🔧 作り方(超簡易)
- エナメル線で100〜120回巻いたコイルを作成
- コイルの途中にゲルマニウムダイオードを接続
- 片端にイヤホン、もう片方をアースへ
- アンテナ線をコイルorダイオード付近に接続
- コンデンサを回して周波数を調整
✅ 電源不要!ただし受信感度は弱め(※強力な局が近くに必要)
🛰 電波が“本当に”飛んでいるかどうかは重要な生存情報
- もしAM/FM放送が1つも聞こえなければ → 電波の停止=人類社会崩壊の可能性
- 1局でも受信できれば → まだどこかに人がいる証拠
📡 情報のリスト:受信すべき周波数(日本国内)
放送局 | 地域 | 周波数帯(目安) |
---|---|---|
NHK第1 | 全国 | AM 540〜1503kHz |
NHK第2 | 全国 | AM 639〜1593kHz |
民放FM | 各地 | 76.0〜95.0MHz(FM) |
コミュニティFM | 地域密着型 | 76.1〜79.9MHz |
🧪 高度な応用(中波・短波・BCLラジオ)
- 短波(SW)ラジオを使えば、世界中の情報を拾える
- AMが聞こえなくなった場合のバックアップ手段
- 英語・中国語・ロシア語・各国放送が届く可能性あり
📘 まとめ:文明が崩れても「耳を澄ませる」方法を持て
電波は見えないが、**確実に生存とつながる“情報の光”**です。
最小限の装置と知識で、あなたは“世界の鼓動”を聞き続けることができます。
「光のない夜でも、ラジオが語るなら、生きている実感がある。」