2019年当時の読書感想です。著者の考えへの印象と、科学的な合意の有無は分けて読みます。
前半は社会にある問題を生物学の知見を交えつつ先生の考えを述べています。最後の方は先生の過去のお話や、定年後はどうするかなどの話で、全体的に何か熱意をもって解決しようとかではなく、斜めから見たボヤキに近い感じになっています。つまり、全体が「いいかげん」のすばらしさを説いているといえますね。
池田先生はやはり人間的に面白い方で、本の内容も「気づき」や「知見」だけでなく、肩の力が抜けて面白いという感じです。
池田先生の「構造主義生物学」という考え方にも関心を持ちました。ただし、どの程度学界で受け入れられているかは本記事では確認していません。これは学術的な評価ではなく、過去の著書にも先生の知見が凝縮されていると感じた読書当時の印象です。
