WAV・MP3・FLACは何が違う?音声ファイルの使い分け

ホホジロブログ

音と録音の科学 / 2026年11月7日

WAV・MP3・FLACは何が違う?音声ファイルの使い分け

この記事の内容
  1. 容器と符号化を分ける
  2. 可逆と非可逆では戻せる範囲が違う
  3. 元データを残して配布用を作る
  4. 容量を見積もる説明用の計算
  5. 具体例・確かめ方

音声ファイルは、拡張子だけで音質が決まるわけではありません。WAVは音声などを入れる形式、MP3は一般に非可逆圧縮、FLACは可逆圧縮を使います。録音、編集、保管、配信のどの段階かで使い分けます。

容器と符号化を分ける

WAVにはPCM音声がよく使われますが、WAVという名前だけで無圧縮と断定できません。PCMではサンプルレートやビット深度なども確認します。音源の品質や録音時の歪みは、拡張子を変えても直りません。

可逆と非可逆では戻せる範囲が違う

FLACは対応するPCMデータを元通りに復元できます。MP3は情報を減らすため、元のデータと同じには戻りません。MP3をWAVやFLACへ変換しても、失われた情報が復活するわけではありません。

元データを残して配布用を作る

編集を繰り返すなら、非可逆形式への再圧縮を重ねない構成にします。配信先の対応形式と容量条件を確認し、保管用の元データと送信用を分けます。形式の互換性も目的に含めましょう。

容量を見積もる説明用の計算

無圧縮PCMを48,000回/秒、16ビット、モノラルで60秒記録する仮定なら、音声データは48,000×16×1×60÷8=5,760,000バイトです。十進表記では約5.76MBで、実際のファイルには管理情報等も加わります。ステレオなら同条件でおおむね二倍になります。FLACの圧縮後の大きさは内容によって変わるため、同じ長さなら必ず一定容量になるとは限りません。

形式 特徴 使い分けの考え方
WAV 容器。PCMが一般的 録音・編集の互換性
MP3 非可逆圧縮 配布容量と対応範囲
FLAC 可逆圧縮 データを保つ圧縮保存

具体例・確かめ方

同じ元音声からMP3を一度作り、元データと同じ音量で比較します。聞き分けと、データが完全に一致するかは別の評価です。用途に必要な条件を先に決めましょう。

参考資料

資料・リンク確認日:2026年11月7日。制度、展示、製品の条件は利用時の公式案内で確認してください。